神野紗希さんの3冊目の句集「すみれそよぐ」が、2020年11月9日に発行されました。
手元に置いて毎日味わいたくなる、そんな1冊です。
<紗希さんの句集>
「星の地図(まる新書)」(まる工房)2003年8月
*「星の地図(新装版)」(マルコボ.コム)2015年1月
「光まみれの蜂」(角川書店)2012年4月
「すみれそよぐ」(朔出版)2020年11月
https://saku-pub.com/books/sumire.html
表題句:すみれそよぐ生後0日目の寝息
<帯文より>
時代を案じながら命を見つめる怒涛の日々のただなか、俳句は今を生きる言葉だと、つくづく思う。
どうか、生きよ。
子に、蟻に、燕に、私に、呼びかけながら句を作る。(神野紗希)
<紗希さんよりコメント>
20代後半から30代半ばまでの344句を収録した第3句集。
結婚・妊娠・出産・子育て、人生の激動を十七音で捉えようと試みました。
困難な時代に、それでも生きることの意味や喜びを、俳句で表現できたらと思っています。
水脈も葉脈も春てのひらも
星空は無音の瀑布鯨飛ぶ
産み終えて涼しい切株の気持ち
西瓜切る少年兵のいない国
眠れない子と月へ吹くしゃぼん玉
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★神野紗希さんの著書は、「ブック・リスト」にも掲載されています。
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