あの思い出の母校シンボル『青柳』が伐採されました!
1916(T5)年に校舎が持田に移転した際に移植されたといわれる青柳は、その年月の長さゆえに老齢化・衰弱化が進み、学校生活の安全の観点からは、「倒壊して生徒が怪我したらどうする?伐採してはどうか?」という議論が以前から母校東高の中であったそうです。しかし、伝統ある青柳ゆえ支えを施してなんとか保存してきたと聞いています。
そこに学校前の国道拡幅の話が持ち上がりました。これは以前からあった計画で、登下校時における生徒の交通災害の未然防止のための施策と思われます。拡幅は主に南側に拡げられる計画ですが、此花町交差点の周辺は、既設道路との取り付きのため北側へも拡幅される計画で、東高敷地も拡幅対象となりました(南西角の極一部で、最大幅も5m程度です)。
用地買収の困難さゆえか遅々として進んでいなかった拡幅工事ですが、最近になって徐々に始まりだしました。まず2006年頃に道路の南側の立ち退きが始まり、現在、南側の立ち退きはほぼ完了しています。旧まどか食堂の家屋も2007年2月には撤去されました。2007年12月頃には、此花町交差点北側の村上薬局が撤去され、2008年3月下旬からは東高敷地内の工事が始まり、2008年3月26日、ついに青柳も伐採され、歴史に一区切りがついたものです。
ただ、昭和26年卒の同窓会「ばったの会」が老朽化する青柳の枝から苗木を育て、卒業50周年(1995年)のとき、校庭に植えており、二代目青柳は既に10メートル近くの高さに育っています。この二代目青柳も拡幅範囲にかかったのですが、校内の別の場所に移植され現在養生中です。
(57年卒 松崎伸一氏より寄稿 なお、青柳や拡幅工事に関する詳しい写真はラクビー部ホームページhttp://221.114.166.75/rugby/の「photo」ページに掲載されています。)
7月19日同窓会にて伐採された青柳の一部を同窓生の皆様に記念プレゼント
同窓会関東支部では、抽選でこの伐採された青柳から作られたコースターと青柳の子供である挿し木を同窓会参加者のうち希望者にプレゼントする予定です。
なお、青柳の挿し木は、現在、学校法人大原学園 富士宮研修センターの協力によって挿し木をした19個が順調に育てられています。
また、コースター用の木も倉庫にて乾燥中。最終的には、7月同窓会に間に合うまでできるだけ乾燥し、加工納品する予定です。
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